【内痔核手術】産後の肛門トラブル「痔」を治療しました。
こんにちは。
実は私、お尻にトラブルを抱えていました。トラブルとは、「痔」のことです。
出産時に痔がひどくなってしまい、この度手術してきたのでその様子を記録したいと思います。
これまでの経緯 ~発症から治療決意まで~
始まりは高校生の時。便秘気味だったため排便時に少し飛び出すようになってしまいました。でもすぐに戻るのであまり気にしないで生活してしました。
ひどくなったきっかけは娘の出産。必死にいきんだ結果、お尻の穴が人生で一番飛び出てしまいました。看護師さんに軟膏を塗ってもらって指で押し戻してもらいましたがすぐにまた出てしまいます。おそるおそる鏡で見てみたら、お花が咲いたようになってました。わあ〜。
↑本記事ではお尻の話が続くため、猫のイラストでお届けします。
その後も排便時や長時間立っていると飛び出てきます。飛び出る事自体に痛みは無いのですが、出ている状態で歩くとちょっと痛いし気持ち悪い。
調べてみると「ほっといても治らない」とのことなので、育休中に治療してしまおう、と決意しました。
初診察から手術決定まで
総合病院の肛門外科を受診しました。触診では医師に「そんなにひどくないけどなあ」と言われたので、あらかじめスマホで撮っておいた「排便後の飛び出たお尻の穴の写真」を見せたところ「こりゃひどい。治療しましょう」となりました。頑張って撮ったかいがありました。普段は出てこないけど排便後に出ちゃう方は写真を撮って見せるのをおすすめします。
「ポステリザン軟膏」という薬を2週間使って様子をみることになりました。2週間軟膏を塗り続けましたが改善しなかったので手術することになりました。
痔の手術方法には注射と切除があります。注射の予定で手術を始めるが、痔が大きいようであれば切除する。入院期間は注射のみの場合2泊3日、切除する場合は痛みがあるのでもっと長くなる、とのことでした。
術後の経過
入院1日目(手術前日)
11時に入院し、12時に昼食、18時に夕食が出ました。
その他の時間はやることが無く、資格試験の勉強をずっとしていました。
0日目(手術当日)
朝6時から禁飲食で、9時から点滴開始、10時に浣腸をしました。喉渇いてお腹すいてつらかったです。
14:30に手術室へ移動。腰椎麻酔でうとうとし、手術室で一回目覚めるもすぐ寝てしまいました。
気づいたら病室に戻って起きたら夫と娘が来ていて、すぐ帰ったので私もすぐ寝ました。夫曰く「あの時は目がトロンとしていて娘もビビっていた」とのこと。
4〜5時間で麻酔が切れてきて、患部が痛いので痛み止め(ロキソプロフェン)をもらいました。痛み止めが効いてきたら楽になりました。
手術を担当した医師から説明があり、内痔核を2つ切除、1つを注射で処置したとのことでした。
おしっこが出そうな感じがするけどなかなか出せず、1回してもまたすぐ行きたくなっちゃう感じで落ち着きませんでした。
夜点滴終了。その夜は足がだるくてなかなか眠れませんでした。
1日目
また患部が痛くなってきたので明け方痛み止めをもらいました。
歩けなくもないがちょっと痛い感じです。
お尻の痛みの他にお腹も痛く、生理痛みたいな感じで、手術の傷由来の痛みなのか?よくわかりませんでした。
看護師さんに体を拭いてもらいさっぱりしました。
12:00トイレでおならがでて、その時肛門内に入ってた綿が出てきました。
トイレットペーパーで拭くと少し血がつきました。ウォシュレットがとにかく気持ちいい。
先生の診察があり、経過が良さそうなので問題なければ明日退院予定とのこと。
横になってるとお尻は痛くないので、とにかく横になっていました。寝転がりすぎたせいか背中の筋がピキッとなって寝返りが辛くなってしまいました。
夜寒気がして38℃の熱が出て、食欲も出ませんでした。看護師さんにアイスノンを持ってきてもらいましたが熟睡はできませんでした。
2日目
まだ背中痛く、動くのつらいです。
熱は下がりました。
少しだけ便が出た。拭くとまだ少し血が付き、患部もちょっと腫れてる感じです。
10時に退院。ロキソプロフェンとムコスタを出してもらいました。
帰宅して昼食食べてソファに横になってたら背中が楽になりました。病院のベッドが硬いせいだったみたいです。
食後にロキソニンを飲みました。たまに頭痛がしました。
3日目
お尻はたまにひりひりするので食後に痛み止めを2回飲みました。
便はゆるめ、ちょっとお腹痛くなり下してしまいました。痛いです。
起き上がると頭が痛くなり、横になると痛くなくなります。おそらく腰椎麻酔の影響と思われます。(帝王切開の時も術後数日間頭痛に悩まされました)
辛いので家事は夫にやってもらいました。それでも子供達は容赦なく襲いかかってきます…。
4日目
頭痛は軽くなってきました。でもずっと座っていると痛くなるので時々横になる必要があります。
痛み止めは2回、お尻はあまり痛くありません。
患部を触るとまだ腫れています。
5日目
まだ動くと頭が痛みます。
痛み止め1回。お尻は痛痒いです。治りかけの傷口みたいな感じ。
患部はまだ腫れてて、拭くと薄く血が付きます。
6日目
頭はほとんど痛くなくなりました。
この日、術後初めて歩いて外出しました。が、だんだんお尻痛くなってきたのですぐ帰宅しました。
患部はまだ腫れてて、出血しています。
座るときに患部に衝撃がかからないよう気をつけて座っています。
7日目
昨日と同じ感じです。
排便するとまだかなり痛いです。
8日目
退院後初の診察日。
患部はきれいとのこと。先生曰く、「腫れはもう少しでおさまる。傷をわざと全部閉じてないので、そこが皮膚で覆われれば痛くなくなる」とのことでした。
ロキソプロフェンをまた処方してもらいました。
20日目
患部はほとんど痛くありません。むしろかゆい。
22日目
診察日。きれいに治ってきてるので通院はもうおしまいとのことです。
手術してみた感想
手術後は、排便後にお尻が飛び出すことは無くなりました。お尻が飛び出さない、この事がこんなにも嬉しいなんて…! とてもスッキリしたので、手術して本当に良かったと思います。
手術当日や翌日は痛かったですが、鎮痛薬のおかげで思っていたよりも患部の痛みは辛くなかったです。患部の痛みよりも頭痛の方が辛かったです。
痛みや不快感がいつになったら治まるのか不安だったので、同じように痔の手術をされた方の体験記を読んで参考にしていました。特にこちらの記事は経過が詳細に記してあるので「あと〇日で良くなる…!」と励みになりました。
↑痔の記事以外はゴリゴリの計算化学専門記事ばかりなのがまたすごい。
上記の記事の方は日帰り手術を受けられたようですが、術後数日は痛くてあまり動けないので、日帰りでも入院でもどちらでもいいんじゃないかなというのが私の感想です。入院の方が費用はかかりますが、子供たちから隔離されて数日休めたので正直私は助かりました。(その分夫が大変でしたが)
注意点
総合病院の場合、冬季はインフルエンザ感染予防のため、お見舞いを制限している場合があります。私がお世話になった病院では子供は病棟に立ち入り禁止だったため、夫と娘はお見舞いに来られませんでした。(手術時は例外で少しだけ病室に入れてくれたみたいです)
小さいお子様のいる方はお気を付けください。